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AI活用術 ringo
育児と仕事を諦めずAIで在宅起業へ踏み出す母親
RINGO / AI HOME WORK JOURNAL

育児で時間がないママほど、AIで人生を変えられる理由。仕事も育児もあきらめない生き方はAIがくれた

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READING NOTE

忙しい毎日の中で、少しだけ立ち止まるための読みもの。

プロローグ 職場に内緒でAIを触っていたら、気づけば会社までつくっていました

AIを活用して在宅起業し会社をつくるまでの物語

もし今、あなたが、

「子どもとの時間は大切にしたい。」

「でも、自分の人生まで諦めたくない。」

「家でできる仕事があったらいいのに。」

そう思いながらも、

何から始めればいいのか分からず、

今日も何も変えられないまま一日を終えているのなら。

この先の話は、

少しだけあなたの未来と重なるかもしれません。

なぜなら、

今ではAIを使って仕事をし、

noteを書き、

Webデザインの依頼をいただき、

会社までつくった私も、

最初から何かを持っていたわけではないからです。

むしろ、

何もありませんでした。

AIの知識もない。

ビジネス経験もない。

パソコンが得意だったわけでもない。

起業したいという大きな夢があったわけでもありません。

私が知っていたのは、

看護師として働くことだけでした。

患者さんのそばに立ち、

不安な声に耳を傾け、

その人がその人らしく生きられるように支えること。

それだけでした。

だから、

ここだけを聞けば、

あなたは思うかもしれません。

「もともと才能があったんじゃない?」

「特別な人だったからできたんじゃない?」

でも、

本当にそうでしょうか。

30万円を払ってWebデザインを学んでも、

問い合わせは0件。

AIを使ってnoteを書いても、

読まれない。

売れない。

在宅で働ける仕事を見つけても、

子どもが一番そばにいてほしい日に、

仕事を止めることができない。

私は、

「今度こそ。」

と思って挑戦しては、

壁の前で立ち止まってきました。

もしあなたも今、

何かを学んでいるのに結果が出ない。

SNSを見れば、

自分より先に進んでいる人ばかりが目に入る。

「私には向いていないのかな。」

そんな気持ちを抱えているのなら、

あなただけではありません。

努力しているのに結果が出ないと、

人はつい、

「もっと頑張らなきゃ。」

と思います。

でも、

私の人生を変えたのは、

努力の量を増やしたことではありませんでした。

AIをたくさん覚えたことでもありません。

ある一つのことに気づいたとき、

今までバラバラだった出来事が、

一本の線につながり始めました。

それは、

「誰のために、その仕事をするのか。」

ということでした。

この当たり前のような問いを、

私はずっと分かっていなかったんです。

そして、

そのことに気づくまで、

私はかなり遠回りをすることになりました。


第1章 看護師を辞めたいと思ったことは、一度もありませんでした

看護師として患者に寄り添って働いていた頃

もしあなたにも、

心から好きだった仕事があるなら。

それを手放す寂しさは、

きっと想像できると思います。

私にとって、

看護師はそんな仕事でした。

私は看護師として、

たくさんの命と向き合ってきました。

手術を前に、

不安で眠れない患者さんのそばに座り、

言葉にならない怖さが少しでも軽くなるまで、

話を聞く。

手術が終われば、

痛みやだるさの中にいる患者さんを見ながら、

「今、この人にできることは何だろう。」

と考える。

病気だけではなく、

その人の不安や、

その人らしい生活まで支えること。

それが、

私にとっての看護でした。

そして、

私が特に向き合うことが多かったのが、

「人生の最期」でした。

治すための医療ではなく、

残された時間を、

その人らしく生きるための看護です。

ご本人とも、

ご家族とも、

時間をかけて話をしました。

「最後は、

どう過ごしたいですか。」

そう聞いても、

すぐに答えられる人は、

ほとんどいません。

自分の人生の終わりを、

簡単に言葉にできる人なんて、

そう多くありません。

だから、

答えを急がない。

表情を見ながら。

ふとこぼれた一言を拾いながら。

その人の気持ちが、

少しずつ形になるのを待つ。

中には、

本当の気持ちを、

なかなか言えない患者さんもいました。

「先生には言えない。」

「家族には心配をかけたくない。」

本当は怖くて仕方がないのに、

家族の前では笑っている。

本当は家へ帰りたいのに、

「迷惑をかけるから。」

と、

その願いを胸の奥へしまってしまう。

そんなとき私は、

患者さんが口にした言葉だけではなく、

その奥にある想いまで、

できるだけ受け取りたいと思っていました。

本当は、

何を望んでいるのか。

何に苦しんでいるのか。

誰と、

どんな時間を過ごしたいのか。

言葉にならない小さなサインを拾い、

必要であれば、

その想いを医師やご家族へ届ける。

自分では伝えきれない声を、

代わりに伝える。

それも、

看護師だからこそできる、

大切な仕事だと思っていました。

私は、

そんな看護師という仕事が、

本当に好きでした。

そして、

誇りを持っていました。

目の前の人にとって、

今日という一日が、

どれほど大切な一日なのか。

それを忘れない看護師でいたかったんです。

同時に、

患者さんの人生に触れるたび、

自分自身の人生についても考えさせられました。

人生は、

いつ終わるか分からない。

家族と一緒に過ごせる今日が、

明日も続くとは限らない。

患者さんから教えてもらったのは、

命の尊さだけではありませんでした。

家族と過ごせる時間の大切さ。

そして、

「いつか」ではなく、

今日を大切にすること。

目の前の人を支えるために、

看護師として働いていたはずなのに、

振り返ってみると、

人生で本当に大切なことを、

教えてもらっていたのは、

むしろ私の方だったのだと思います。

だから私は、

看護師を辞めたいと思ったことは一度もありませんでした。

けれど、

結婚し、

妊娠、出産を経て、

二人の娘の母親になる中で、

私自身のライフステージも

少しずつ変わっていきました。

そして、

引っ越しを機に、

私は、

大好きだった職場を離れることになりました。

退職の日。

一緒に働いてきた同僚から、

「またいつでも戻ってきてね。」

「一緒に働けてよかった。」

そう言われたとき、

涙があふれました。

大好きな仕事を手放す寂しさはありました。

それでも、

私は

娘たちのそばにいる人生を選びました。

患者さんとの関わりの中で、

家族と過ごせる今日が、

決して当たり前ではないことを知っていたからです。

患者さんの人生に寄り添ってきた私が、

今度は、

娘たちの成長を

一番近くで見守っていきたい。

そう思ったんです。

看護師を辞めてからは、

娘たちの時間に合わせて生きる毎日が始まりました。

朝は、

娘たちの笑顔や声で一日が始まります。

天気のいい日は、

小さな手を握って、

一緒に公園へ向かいました。

私一人なら、

5分で着く道です。

娘たちと歩けば、

30分かかります。

道端に咲いている小さな花を見つければ、

「ママ、見て。」

と立ち止まる。

落ちている石を拾っては、

まるで宝物でも見つけたような顔で、

私に見せてくれる。

空を流れる雲も。

電線に止まった鳥も。

葉っぱの上を歩く、

小さな虫も。

私なら、

気づかず通り過ぎていたものを、

娘たちは一つひとつ見つけてくれました。

「ママ、あれなに?」

「ねえ、こっち来て。」

その声に呼ばれるたび、

私も足を止めました。

急がなくていい。

次の予定を気にしなくていい。

娘たちの歩幅に合わせて、

ゆっくり歩いていい。

昨日も歩いたはずの道なのに、

娘たちと一緒に歩いていると、

初めて見る景色のように感じることがありました。

公園へ着けば、

滑り台を滑って、

また階段を駆け上がる。

「もう一回!」

そう言いながら、

飽きることなく走っていく。

同じ滑り台なのに、

毎回、

初めて滑るみたいに笑うんです。

私は、

その笑顔を見ながら、

この時間がずっと続けばいいのにと願っていました。

「ママ、どうぞ。」

そう言って、

拾った葉っぱを手渡してくれる。

「これ、なあに?」

と、

次から次へと質問してくる。

誰かから見れば、

特別なことなんて何もない一日かもしれません。

私にとっては、

その一つひとつが、

何より大切な時間でした。

呼ばれたら、

すぐに振り向ける。

手を伸ばされたら、

すぐに握り返せる。

娘が何かを見つけた瞬間を、

一緒に見られる。

それが、

たまらなく幸せだったんです。

子どもと過ごすようになって、

同じ一時間でも、

時間の流れ方がまるで変わりました。

急がなくてもいい。

立ち止まってもいい。

気になるものがあれば、

一緒にしゃがみ込んで眺めてもいい。

大人になってからは、

目的地へ早く着くことばかり考えていた私に、

娘たちは、

途中にあるものを見ることを教えてくれました。

そして、

子どもの成長は、

本当に突然やってきます。

初めて、

「ママ。」

と呼んでくれた日。

うれしくて、

「もう一回言って。」

とお願いしたこと。

初めて離乳食を口にしたときの、

何とも言えない不思議そうな表情。

初めて、

自分の足で歩いた日。

今にも転びそうになりながら、

一歩。

また一歩。

私のほうへ進んでくる。

思わず手を伸ばしながら、

涙がこぼれました。

昨日までできなかったことが、

今日、

突然できるようになる。

言えなかった言葉を、

ある日、

当たり前のように口にする。

抱っこされていた子が、

少しずつ、

自分の足で遠くまで歩いていく。

看護師として、

命と向き合ってきたからこそ、

私は知っていました。

今日という日は、

二度と戻ってこない。

この子たちの、

「今日の姿」に会えるのも、

今日だけなんだということを。

だから、

そんな一瞬一瞬を、

すぐそばで見届けられることが、

私にとって、

何よりの幸せでした。

「これ以上の幸せなんてない。」

本気で、

そう感じていました。

ところが、

幸せなはずなのに、

心から笑えない日がありました。


第2章 幸せなのに、「もう一度働きたい」という気持ちを消せませんでした

育児の幸せともう一度働きたい気持ちの間で悩む母親

娘たちと過ごす時間が、

嫌だったわけではありません。

むしろ、

何より大切で、

失いたくない時間でした。

その一方で、

心の奥には、

どうしても消えない気持ちがありました。

もう一度働きたい。

誰かの役に立ちたい。

自分の経験を使って、

社会とつながっていたい。

看護師として働いていた頃に感じていた、

誰かの役に立てる喜び。

必要としてもらえる喜び。

「ありがとう。」

と言ってもらえる喜び。

それを、

忘れることができなかったんです。

娘たちの成長を、

一番近くで見ていたい。

同時に、

看護師として大切にしてきた自分も、

自分自身の人生も、

なくしたくない。

どちらも、

私にとって大切でした。

だからこそ、

苦しかったんです。

そんな気持ちが顔を出すたび、

私は自分で押し戻していました。

「今は子どものことだけを考えればいい。」

「自分のことは後回しでいい。」

「母親なんだから。」

そう言い聞かせていたんです。

そんな考えを変えたのは、

娘の表情でした。

ある日、

私が体調を崩したとき。

娘はいつものように、

「ねえ、ママ。」

「一緒に遊ぼう。」

と話しかけてきました。

いつもなら、

顔を上げて応えていたはずでした。

その日は、

体がついていかない。

心にも余裕がない。

笑顔さえ向けられない。

ふと見ると、

娘が私の顔をじっと見ていました。

何も言わず、

ただ、

心配そうな顔で。

その表情を見た瞬間、

気づきました。

子どもは、

母親がそばにいるかどうかだけを見ているんじゃない。

そのそばで、

母親がどんな顔をしているのかまで、

ちゃんと見ている。

自分をずっと後回しにして、

余裕をなくしていくことが、

本当に子どもの幸せにつながるんだろうか。

初めて、

そんな疑問が生まれました。

子どものそばにいたい。

呼ばれたときに、

顔を上げられる母親でいたい。

けれど、

母親であることだけを理由に、

自分の人生まで置いていきたくない。

看護師として大切にしてきた自分も、

誰かの役に立ちたいと思う自分も、

諦めたくない。

どちらかを捨てるのではなく、

二つとも大切にできる方法はないだろうか。

そこから、

私は働き方を探し始めました。

最初に選んだのは、

託児所が併設された施設でのパート看護師でした。

同じ建物の中なら、

娘の近くにいられる。

何かあれば、

すぐに駆けつけられる。

そんな期待がありました。

ところが、

当時2歳だった娘は、

託児所へ預けるたびに泣きました。

「ママー!」

そう叫びながら、

小さな両手を伸ばしてくる。

明日は慣れるかもしれない。

一週間経てば。

一か月経てば。

そう自分に言い聞かせながら、

仕事へ向かいました。

けれど、

半年が過ぎても、

朝の光景は変わりませんでした。

私の服をぎゅっと握る小さな手。

先生に抱かれても、

私のほうへ伸びてくる腕。

仕事を始めるまでは

手を伸ばされたら、

すぐに握り返すことができた。

ここでは、

その手を自分から離さなければ、

仕事へ行けない。

背中を向けるたび、

胸の奥が締めつけられました。

そこで、

痛いほど分かりました。

「子どものそばで働ける」と、
「子どもと一緒にいられる」は違う。

私は、

毎朝、泣きながら手を伸ばす娘を置いて、

仕事へ向かうことを、

これ以上続けたくない。

そう思うようになりました。

そして、

悩んだ末に、

その職場を辞めることを決めました。

次に探したのは、

家でできる仕事でした。

「パソコン一台で働ける。」

「家にいながら収入を得られる。」

そんな言葉に、

今度こそという希望を感じました。

子どものそばにいながら、

自分の仕事もつくれるかもしれない。


第3章 30万円払って学んでも、仕事は1件も来ませんでした

Webデザインを学んでも仕事につながらず悩む様子

そうして見つけたのが、

Webデザインスクールでした。

受講料は30万円。

当時の私にとって、

人生で一番大きな自己投資でした。

本当に仕事になるんだろうか。

30万円を払って、

何も変わらなかったらどうしよう。

申し込みを前に、

迷いました。

それでも、

このまま何もしなければ、

働きたいと思うたびに、

「子どもとの時間を失いたくない」

と立ち止まり、

また諦める。

一年後も、

三年後も、

同じことを繰り返しているかもしれない。

そんな自分には、なりたくない。

そう思った私は、

不安を抱えながらも、

三か月間のWebデザインスクールへ申し込みました。

子どもが幼稚園へ行っている時間。

寝かしつけたあとの夜。

夫にも協力してもらいながら、

使える時間を全て勉強にあてました。

慣れないパソコンに苦戦しながらも、

三か月後には、

デザインを形にできるようになりました。

ポートフォリオまで完成させた私は、

本気で信じていました。

「これで仕事ができる。」

ココナラへ出品しました。

プロフィールを書き、

サービス内容を整え、

サムネイルを載せる。

あとは、

必要としている人に見つけてもらうだけ。

翌朝、

ココナラを開きました。

相談 0件。

次の日も、

0件。

一週間経っても、

0件。

二週間経っても、

画面は変わりませんでした。

朝になるたび、

「今日は来ているかもしれない。」

とスマートフォンを開く。

何もない。

ページを更新してみる。

やっぱり、

何もない。

「まだ始めたばかりだから。」

そう自分に言い聞かせました。

けれど、

一か月経っても、

問い合わせは来ませんでした。

30万円を払った。

三か月学んだ。

デザインも作れるようになった。

ポートフォリオも作った。

それなのに、

誰にも見つけてもらえない。

誰にも選んでもらえない。

最初は期待を持って開いていたココナラが、

だんだん、

自分の価値を確かめる怖い画面のように感じるようになりました。

「今日も0だった。」

その数字を見るたびに、

少しずつ、

自信が削られていく。

「やっぱり、

私には向いていなかったのかな。」

そんな言葉が、

頭に浮かぶようになりました。

そこで初めて、

私は知りました。

スキルを身につけることと、
仕事になることは違う。

デザインを作る方法は学びました。

けれど、

どうすれば見つけてもらえるのか。

どうすれば、

たくさんいる人の中から選んでもらえるのか。

どうすれば、

作れるものを仕事につなげられるのか。

私は、

そのことを何も知らなかったんです。

問い合わせが来ないまま時間だけが過ぎ、

少しずつ自信もなくなっていきました。

そして私は、

Webデザインで仕事をすることを

諦めました。

それでも、

子どもとの時間も、

自分の人生も、

手放したくありませんでした。

新しいスキルで仕事をつくるのが難しいなら、

これまで積み重ねてきた経験を、

家で活かす方法はないだろうか。

そう考えるようになりました。

そこで見つけたのが、

在宅の保健指導でした。


第4章 家にいたのに、「ママ……」に応えることができませんでした

在宅で働きながら子どもの呼びかけに応えられない母親

保健師の資格を使える。

看護師として、

人の話を聞き、

その人の生活に寄り添ってきた経験も活かせる。

しかも、

自宅で働ける。

今度こそ、

自分が求めていた働き方に近づける気がしました。

そして、

仕事そのものには、

確かな手応えがありました。

保健指導は、

ただ食事や運動について伝える仕事ではありません。

三か月という期間、

一人ひとりの生活に寄り添いながら、

目標達成まで伴走していく仕事です。

思うようにできなかった日も、

結果が出ず落ち込んでいるときも、

何が難しかったのかを聞き、

その人の生活の中で続けられる方法を一緒に考える。

看護師として、

患者さんの言葉の奥まで見ようとしてきた経験が、

ここでも生きました。

私が担当した方は、

9割以上が目標を達成してくださいました。

「先生に出会えてよかった。」

そう言っていただけることもありました。

その言葉が、

本当にうれしかったんです。

Webデザインでは、

誰にも選んでもらえなかった。

今度は、

目の前の人から必要としてもらえている。

人の話を聞くこと。

その人に合った方法を一緒に考えること。

気持ちが折れそうなときも、

そばで支えること。

これは、

私の強みなのかもしれない。

看護師として大切にしてきたものが、

違う形でも誰かの役に立っていました。

仕事はできる。

結果も出せる。

自宅でも働ける。

ようやく見つけた。

そんな感覚がありました。

だからこそ、

その日のことを、

今でも覚えています。

ある日、

娘が熱を出しました。

私は、

娘を隣の部屋に寝かせ、

同じ家の中で仕事をしていました。

本当なら

すぐそばにいて、

様子を見てあげたかった。

でもその時間には、

保健指導の面談予約が入っていました。

約束した時間を空けて

待ってくださっている相手がいる。

私は、

娘のことが気になりながらも、

パソコンの前に座り、

いつものように、

画面の向こうの方と話し始めました。

「今週はいかがでしたか?」

相手の話を聞き、

うなずき、

いつものように質問をする。

「それなら、

次はこうしてみるのもいいかもしれませんね。」

そう話しながらも、

頭の中は、

娘のことでいっぱいでした。

大丈夫かな。

熱、

上がっていないかな。

一人で、

心細くなっていないかな。

今すぐ、

様子を見に行きたい。

でも、

目の前には、

私との時間を待っていてくれた方がいる。

約束している以上、

中途半端な気持ちで向き合いたくない。

仕事をきちんと続けたい気持ちと、

今すぐ娘のそばへ行きたい気持ち。

その間で、

私はずっと揺れていました。

そのとき、

隣の部屋から、

娘の咳が聞こえてきました。

少し間を置いて、

布団が動く気配がしました。

そして、

小さな声がしました。

「ママ……。」

その瞬間、

胸がぎゅっと締めつけられました。

今、

私を呼んだ。

顔を見たい。

額に触れて、

「大丈夫だよ。」

って言ってあげたい。

それなのに、

私は、

画面の前に座ったままでした。

「そうなんですね。」

私は、

何事もないように、

面談相手へ返事をしていました。

目の前の相手には、

きちんと向き合いたい。

約束した仕事を、

途中で投げ出したくない。

でも、

今すぐ、

娘のそばへ行きたい。

仕事を続けなければいけない私と、

母親として、

娘のそばにいたい私。

その二つの気持ちの間で、

引き裂かれるようでした。

同じ家にいるのに。

娘は、

ほんの数歩先にいるのに。

呼ばれても、

すぐに行ってあげることができない。

そのことが、

たまらなく苦しかったんです。

私は、

子どもに何かあったとき、

すぐそばにいられる働き方がしたくて、

家でできる仕事を選んだはずでした。

けれど、

実際に娘が私を必要としたとき、

仕事を止めることができなかった。

そこで、

ようやく分かったんです。

私がずっと探していたのは、

ただ、

「家で働ける仕事」ではなかった。

家にいることと、

子どもを優先できることは、

同じではありませんでした。

子どもが元気な日は、

自分の仕事も頑張りたい。

誰かの役にも立ちたい。

けれど、

子どもが私を必要としている日は、

仕事よりも、

娘のそばにいることを選びたい。

私が本当に欲しかったのは、

子どもを最優先にできる働き方だった。

そこで私は、

どうすれば、

子どもとの時間を守りながら、

看護師の仕事も続けられるのかを、

もう一度考えました。

そして最終的に、

私が選んだのは、

夜勤専従の看護師という働き方でした。

子どもが眠っている夜に働き、

昼間は、

できるだけ娘たちと一緒に過ごす。

学校から帰ってきたときに、

「おかえり。」

と言える。

体調を崩したときには、

そばにいてあげられる。

娘たちが起きている時間を、

できるだけ仕事で埋めない。

それなら、

大好きな看護師の仕事を、

諦めなくてもいい。

そして、

母親として大切にしたい時間も、

守ることができる。

もちろん、

夜勤だからこその大変さはありました。

それでも、

私にとって大切だったのは、

楽な働き方を選ぶことではありませんでした。

「仕事か、子どもか。」

どちらかを諦めるのではなく、

できるだけ、

どちらも大切にできる形をつくること。

やっと私は、

自分が守りたいものに合わせて、

働き方を選べるようになった気がしました。

でも、

今度は、

別の不安が見えるようになりました。

子どもたちは、

これから大きくなっていく。

食費も、

教育費も、

少しずつ増えていく。

スーパーへ行けば、

以前と同じ金額では、

同じものが買えなくなっている。

一度カゴに入れたものを、

値札を見て、

そっと棚へ戻すこともありました。

そのたびに、

考えるようになりました。

この先も、

看護師として働いた時間だけで、

収入をつくり続けるのだろうか。

収入を増やしたければ、

もっと働く。

もっと働けば、

家族と過ごす時間は減っていく。

でも、

それでは子どもとの時間を守るために、

働き方を変えてきた意味がなくなってしまう。

そして、

もし私が体調を崩して、

働けなくなったら。

その瞬間、

収入も一緒に止まってしまう。

そのことにも、

怖さを感じるようになりました。

看護師は、

これからも続けたい。

大好きな仕事だから、

手放したいわけではありません。

でも、

「働いた時間だけが、収入になる。」

その一つの方法だけに、

これからの生活を預けることには、

不安がありました。

子どもとの時間を守りながら、

看護師も続ける。

そのうえで、

自分の力で育てられる、

もう一本の収入の柱を持てないだろうか。

時間を増やして働くのではなく、

今ある限られた時間の中で、 収入につながる何かをつくれないだろうか。

そんなことを考えるようになった頃、

SNSで、

ある言葉が目に入りました。

「AI×noteで稼ぐ。」

AI?

note?

それで、

どうやって収入になるんだろう。

当時の私には、

まったく想像がつきませんでした。

それでも、

なぜか、

その言葉が気になりました。

もしかしたら、

私が探していた、

新しい働き方につながるかもしれない。

そんな小さな期待を抱きながら、

私は、

「AI×note」について、

調べ始めました。


第5章「え、もう書けたの?」AIに、初めて未来を感じました

AIを使った文章作成に未来を感じる瞬間

調べてみて、

初めて知りました。

noteには、

自分で書いた記事を、

有料で販売できる仕組みがあります。

自分がこれまで経験してきたこと。

誰かの役に立てる知識。

自分だからこそ伝えられること。

それを記事にして、

必要としている人へ届ける。

そして、

その記事を購入してもらうことで、

収入につなげることができます。

ただ、

自分の経験を、

一から文章にするのは簡単ではありません。

何から書けばいいのか。

どう伝えれば、

読みやすい文章になるのか。

そこで、

記事の構成を考えたり、 自分の伝えたいことを文章にしたりする作業を、 AIに手伝ってもらう。

それが、

当時私が知った、

「AI×note」

という方法でした。

家にいながらできる。

商品を仕入れる必要もない。

これまで自分が積み重ねてきた経験を、

そのまま誰かの役に立つ形へ変えられるかもしれない。

私は、

真っ先に、

看護師として過ごしてきた時間を思い浮かべました。

これまで、

病院の中でしか届けられなかった知識や経験を、

もっと必要としている人へ、

届けられるかもしれない。

たとえば、

夜中に、

子どもが熱を出して、

「病院へ行ったほうがいいのかな。」

「朝まで待っても大丈夫なのかな。」

と、

一人で不安になっているママがいる。

そんなときに、

私が看護師として知っていることを、

記事にして届けることができたら。

病院へ行くべきか迷っている時間を、

少しでも安心に変えられるかもしれない。

これまで病院の中でしか活かせなかった経験が、

家にいながら、

誰かの役に立つかもしれない。

しかも、

それが収入にもつながるとしたら、

こんなにうれしいことはない。。

「これなら、私にもできるかもしれない。」

久しぶりに、

自分にも、働き方の選択肢が増えるかもしれない。

そんな期待が、

少しずつ膨らんでいきました。

とはいえ、

AIのことは、

何も分かりませんでした。

何ができるのか。

どうやって使うのか。

「プロンプト」という言葉さえ、

知りませんでした。

noteで記事を販売できることは分かった。

でも、

その記事を、

AIとどうやって作ればいいのかが分からない。

一人で始めるには、

分からないことが多すぎました。

そこで私は、

AIを学べるコミュニティーへ入ることにしました。

そこでは、

AIの使い方や、

noteの書き方、

プロンプトなど、

知らなかったことを一つずつ学んでいきました。

子どもたちが眠ったあと、

私もChatGPTを開き、

教えてもらったことを試してみる。

最初は、

見よう見まねでした。

それでも、

入力した言葉から、

目の前に文章が現れたときは驚きました。

「え、もう書けたの?」

一人なら、

最初の一文だけで悩んでいたかもしれない。

それが、

AIを使うと、

文章の形になって返ってくる。

これなら、

看護師として積み重ねてきた知識や経験を、

病院の中だけではなく、

必要としている人へ届けられるかもしれない。

たとえば、

子どもの発熱を前に、

夜中、

「病院へ行ったほうがいいのかな。」

「朝まで待っても大丈夫なのかな。」

と、

一人で悩んでいるママへ。

私が知っていることを、

届けられるかもしれない。

そんな期待を胸に、

初めてのnoteを書きました。

公開ボタンを押すときは、

少し怖かったです。

「私の経験なんて、

本当に役に立つのかな。」

そんな不安もありました。

それでも、

「一人でも安心できるママがいるなら。」

そう願って、

投稿しました。

ところが。

一日経っても。

一週間経っても。

何も起こりませんでした。

読まれない。

感想も来ない。

もちろん、

収入にもならない。

「まだ始めたばかりだから。」

「記事が少ないからかもしれない。」

そう考えて、

noteを書き足しました。

コミュニティーで学んだことも、

AIも、

プロンプトも試しました。

もっと読みやすく。

もっと分かりやすく。

そうやって書き続けても、

結果は変わりませんでした。

SNSを開けば、

「noteが売れました。」

「AIで収益化できました。」

そんな投稿が目に入ります。

同じAIを使っている。

私も学んでいる。

noteだって書いている。

それなのに、

どうして私は結果が出ないんだろう。

何が違うんだろう。

答えは、

分かりませんでした。

Webデザインでも。

在宅の保健指導でも。

そして、

AIとnoteでも。

振り返れば、

私は似たことを繰り返していました。

新しい方法を見つける。

「これなら変われるかもしれない。」

と期待する。

学ぶ。

頑張る。

それでも、

欲しかった未来には届かない。

その頃の私は、

まだ知りませんでした。

足りなかったのは、

努力ではなかったことを。

そして、

AIを学ぶために入った、

あのコミュニティーが、

このあと、

私の人生を大きく変える一人の人との出会いにつながることも。


第6章「運でビジネスなんてできるはずがない。」その人だけ、答えが違いました

ビジネスの考え方を変えた師匠との出会い

転機は、

まったく予想していない形でやってきました。

ある日突然、

SNSアカウントが使えなくなったんです。

自分で調べても、

AIに聞いても、

解決できない。

何を試しても、

元に戻らない。

せっかくここまでやってきたのに、

今度は、

発信する場所まで失ってしまうのだろうか。

そんな不安が、

一気に押し寄せました。

途方に暮れた私は、

AIを学ぶために参加していたコミュニティーへ相談しました。

すると、

返ってきたのは、

こんな言葉でした。

「正直、

それは運なんですね。」

運。

その一言を聞いた瞬間、

力が抜けるような気がしました。

運なら、

私は何を変えればいいんだろう。

何を頑張ればいいんだろう。

どれだけ努力しても、

最後は運で決まるなら、

私はどうしたらいいんだろう。

そんなことを考えていたときでした。

一人の人が、

私に声をかけてくれたんです。

後に、

私のビジネスの師匠になる人でした。

状況を説明すると、

返ってきたのは、

まったく予想していなかった言葉でした。

「運でビジネスなんて、

できるはずがない。」

私は、

その一言に驚きました。

同じ出来事を見ているはずなのに、

捉え方が、

まるで違ったからです。

「今、

どんな状態?」

「何を試した?」

「そのあと、

どうなった?」

一つずつ、

状況を確認していく。

どこに原因がありそうなのか。

次に何を確認すればいいのか。

どんな順番で試していけばいいのか。

私が、

「どうしよう。」

と立ち止まっている間に、

その人は、

問題を細かく分けて考えていました。

そして、

答えだけを教えるのではなく、

なぜそう考えるのかまで、

一つひとつ説明してくれました。

その姿を見ながら、

私は、

それまで自分にはなかった考え方に触れました。

結果には、

原因がある。

原因が分かれば、

次の行動を変えられる。

それまでの私は、

noteが読まれなければ、

もっと記事を書く。

結果が出なければ、

もっとAIを使う。

新しいプロンプトがあれば、

とりあえず試す。

ずっと、

努力の量を増やすことばかり考えていました。

でも、

本当に考えなければいけなかったのは、

「なぜ、この結果になっているのか。」

だったんです。

その出来事をきっかけに、

その人と話す機会が、

少しずつ増えていきました。

AIのこと。

SNSのこと。

noteのこと。

ビジネスのこと。

私が、

「どうしたらもっと読まれるんだろう。」

「もっとAIを使えばいいのかな。」

と、

目の前の方法ばかりを考えていると、

その人は、

いつも違うところを見ていました。

「誰に届けたいの?」

「その人は、何を求めているの?」

「なぜ、その人があなたを選ぶの?」

「その先で、どう行動してほしいの?」

文章の書き方だけではなく、

その文章を読む人のこと。

投稿そのものだけではなく、

その先で人がどう動くのか。

結果だけを見るのではなく、

なぜ、その結果が生まれたのか。

そこから考えていました。

話を聞くたびに、

私が今まで、

「どうやって作るか。」

ばかりを見ていたのに対して、

その人は、

「誰に、何を届けて、どう行動につなげるか。」

まで見ているんだと、

少しずつ気づいていきました。

そして、

あるとき。

その人が、

自分で運用しているThreadsのアカウントを、

私に見せてくれました。

画面に表示されたアカウントを見た瞬間、

私は、

思わず目を疑いました。

「え……。

このアカウント……。」

見覚えがあったんです。

AIコミュニティーへ入ってから、

私は、

Threadsの発信も、

意識して見るようになっていました。

どんな投稿が読まれているんだろう。

どんなアカウントが伸びているんだろう。

そんなふうに、

いろいろな発信を見るようになった頃、

あるときから、

急に伸び始めたアカウントがありました。

投稿が流れてくるたびに、

つい手を止めてしまう。

新しい投稿が出れば、

また見にいく。

「このアカウント、

なんかすごい。」

そう感じて、

私はずっとチェックしていました。

当時の私には、

何がすごいのか、

うまく説明できませんでした。

ただ、

最初の一文を読むと、

続きが気になる。

短い投稿なのに、

なぜか最後まで読んでしまう。

そして、

気づけば、

プロフィールやnoteまで見にいっている。

ほかのアカウントとは、

明らかに何かが違いました。

その、

ずっと気になっていたアカウントが、

今、

目の前に表示されている。

しかも、

運用していたのは、

今、

私と話しているこの人だった。

一瞬、

頭が追いつきませんでした。

フォロワーは、

1万人を超えていました。

さらに、

Threadsから有料noteへ導線をつくり、

そのnoteで、

わずか2か月で300万円を収益化していることも、

教えてくれました。

「そんなに……?」

私は、

思わず数字を見直しました。

ずっと見ていたアカウントが、

ただ多くの人に読まれていただけではなく、

その先で、

実際の売上まで生み出していた。

そのことに、

さらに驚きました。

けれど、

それだけではありませんでした。

私には、

そのアカウント以外にも、

以前から気になって見ていたアカウントが、

いくつかありました。

どれも、

思わず続きを読んでしまう。

気づけば、

その人のプロフィールやnoteまで見にいってしまう。

そんな発信でした。

そして、

その人と話していく中で、

それらのアカウントの中には、

その人自身が運用しているものや、

その人から学んでいる人のアカウントもあることを知りました。

そこで、

私は初めて思いました。

一つだけじゃない。

偶然でもない。

人の目を止め、

続きを読ませ、

その先の行動につなげる。

それを、

繰り返し生み出している。

ということは、

これは才能や偶然ではなく、

理由があって生まれている結果なのかもしれない。

そのとき、

それまで感じていた、

「何かが違う。」

の正体を、

初めて知りたいと思いました。

実際のアカウントを見ながら、

その人は教えてくれました。

なぜ、

この一文から始めるのか。

なぜ、

この順番で言葉を置くのか。

なぜ、

ここで興味が生まれるのか。

なぜ、

この投稿を読んだ人が、

その先のnoteまで読みたくなるのか。

そこには、

一つひとつ理由がありました。

なんとなく文章を書いているわけではない。

思いついたことを、

そのまま投稿しているわけでもない。

誰に届けるのか。

その人は、何を求めているのか。

どんな言葉なら、心が動くのか。

そのあと、どう行動してほしいのか。

そこまで考えたうえで、

言葉が選ばれていました。

そこで、

私はようやく気づきました。

それまでの私は、

「もっと読みやすく書こう。」

「もっとAIを上手に使おう。」

「もっといいプロンプトを探そう。」

そうやって、

自分がどう書くか。

ばかりを考えていました。

でも、

その人が最初に考えていたのは、

文章のことではありませんでした。

その文章を読む人のことでした。

私は、

「何を書けばいいか。」

から考えていた。

その人は、

「誰に届けるのか。」

から考えていた。

この違いを知ったとき、

初めて、

なぜ同じように文章を書いていても、

結果がまったく違うのかが、

少しだけ分かった気がしました。

そして、

それまで私が学んできた、

「文章を書く方法」と、

この人が教えてくれる、

「人を理解し、行動につなげる考え方」は、

まったく別のものなんだと、

少しずつ分かり始めました。

話の中で、

こんなことも教えてくれました。

「マーケティングを極めれば、

何でも売れる。」

「コピーライティングを極めれば、

人を動かすことができる。」

最初は、

そんなことが本当にできるのかと思いました。

でも、

目の前には、

その考え方で作られたアカウントがある。

実際の数字もある。

Threadsだけではなく、

ほかのSNSでも、

結果を出してきた。

言葉だけではなく、

実際の結果まで見たことで、

私の中に、

一つの確信が生まれました。

この人は、

本物だ。

そして、

強く思いました。

もう、

「頑張っているのに、なぜ結果が出ないんだろう。」

と悩み続ける自分でいたくない。

運や偶然に振り回されるのではなく、

なぜ結果が出るのかを理解して、

うまくいかなければ、

その原因を見つけて、

自分で次の一手を考えられるようになりたい。

私も、

自分の力で結果を変えられる人になりたい。

AIの使い方だけではない。

noteの書き方だけでもない。

なぜ売れるのか。

なぜ人が動くのか。

なぜ同じように頑張っていても、

結果が出る人と、

出ない人がいるのか。

その根っこから、

知りたくなりました。

だから、

私は自分からお願いしました。

「ビジネスを、

教えてください。」

こうして、

その人は、

私の師匠になりました。

第7章 自信作を見せた私に、返ってきたのは「全然ダメ。」でした

自信作を厳しく添削され顧客理解を学ぶ場面

そこから教わったのは、

小手先のテクニックではありませんでした。

ビジネスとは何なのか。

マーケティングとは何なのか。

コピーライティングとは何なのか。

人は、

なぜ行動するのか。

そして、

仕事をするうえで、

何を考えなければいけないのか。

何も知らなかった私に、

一から教えてくれました。

中でも、

何度も言われた言葉があります。

「顧客理解をしろ。」

最初の頃の私は、

その意味が、

本当には分かっていませんでした。

だから、

自信を持って、

自分がAIを使って書いたnoteを見せました。

子育て中のママに、

役立ててほしい。

看護師として積み重ねてきた知識を、

届けたい。

自分なりに、

考えて書いた記事でした。

正直、

少し自信もありました。

「今までで、

一番いいものが書けた。」

そう思っていました。

でも、

返ってきた言葉は、

たった一言でした。

「全然ダメ。」

頭の中が、

真っ白になりました。

看護師として、

役立つことを書いた。

情報も間違っていない。

AIも使った。

自分なりに、

書き直した。

それなのに。

師匠は、

さらに続けました。

「自分本位になっている。」

私は、

意味が分かりませんでした。

「誰かの役に立ちたい。」

その気持ちで書いているのに、

どうして、

自分本位なのか。

すると、

師匠が言いました。

「あなたは、

自分が伝えたいことを書いている。」

「相手が、

何を求めているのかを考えろ。」

「相手の立場に立って、

考えろ。」

その言葉は、

私が今までやってきたことを、

根本からひっくり返しました。

そのとき、

頭に浮かんだのが、

夜中に、

子どもの熱を前にして、

スマートフォンを握りしめている、

一人のママでした。

そのママは、

正しい医療知識を、

一から勉強したいわけではない。

「朝まで待って大丈夫?」

「今すぐ病院へ行ったほうがいい?」

知りたいのは、

今この瞬間、

自分がどうすればいいのか。

不安でいっぱいの気持ちを、

少しでも軽くしたい。

私はそこで、

自分が書いていた文章と、

相手が求めていたものの間にある、

大きなズレを突きつけられました。

私が届けようとしていたのは、

「私が伝えたい知識」。

相手が欲しかったのは、

「今の私を助けてくれる答え」。

同じものではありませんでした。

そして、

この違いに気づいてから、

師匠の指導は、さらに具体的になっていきました。

甘くはありませんでした。

むしろ、

めちゃくちゃ厳しかったです。

「全然違う。」

「やり直し。」

「誰に向けて書いているの?」

「顧客理解ができていない。」

自分では、

「今回は書けた。」

と思って出した文章を、

ほとんど全部、

直されることもありました。

夜、

子どもたちを寝かしつけたあと。

パソコンの前に座って、

文章を書く。

考えても、

言葉が出てこない。

「何が違うんだろう。」

画面を見つめました。

悔しくて。

できない自分が情けなくて。

画面の文字が、

にじんで見える夜もありました。

「私には、

やっぱり無理なのかな。」

そう思うこともありました。

でも、

そんなとき、

師匠がかけてくれる言葉は、

いつも同じでした。

「りんごなら、できるよ。」

指導は厳しい。

中途半端なものを出せば、

容赦なく指摘される。

それでも、

私は、

その厳しさの中に、

いつも愛を感じていました。

ただ否定したいのではない。

できない私を、

突き放したいわけでもない。

本気で、

私にできるようになってほしい。

その気持ちが、

伝わってきたからです。

師匠自身も、

たくさんの仕事を抱えていました。

それでも、

私が落ち込んでいると、

励ますために、

曲を作ってくれることもありました。

プロのコピーライターである師匠が書く歌詞は、

自分でも見ないふりをしていた気持ちまで、

見透かされているようでした。

痛いところに触れるのに、

最後には、

「もう一度やってみよう。」

と思わせてくれる。

その曲を聴きながら、

声をあげて泣いたこともあります。

でも、

私にとって一番大きかったのは、

泣いたことではありません。

忙しいはずの師匠が、

私のために時間を使い、

私が前を向くための言葉を、

届けてくれたこと。

私より先に、
私の可能性を信じてくれていたこと。

それが、

もう一度、

パソコンの前へ戻る力になりました。

もちろん、

すぐに文章が書けるようになったわけではありません。

直して。

考えて。

また直す。

その繰り返しでした。

でも、

少しずつ、

文章を書く前に、

立ち止まるようになりました。

以前の私は、

パソコンを開けば、

すぐに、

「何を書こう。」

と考えていました。

今は違います。

その人は、

今、

どこにいるんだろう。

何に困っているんだろう。

何が怖いんだろう。

過去に、

何を試したんだろう。

なぜ、

それでも解決できなかったんだろう。

本当は、

どうなりたいんだろう。

そして、

一番最初に考えることが、

変わりました。

「私は、何を伝えたいんだろう。」

ではなく。

「この人は今、
何を求めているんだろう。」

私はずっと、

AIの使い方を学べば、

結果が変わると思っていました。

もっと便利なAIを知れば。

もっと上手なプロンプトを書ければ。

もっとたくさん記事を書けば。

いつか、

結果が出ると思っていました。

でも、

違ったんです。

AIを使う前に、

まず、

目の前の相手を理解する。

誰に届けるのか。

その人が、

今、

何に困っているのか。

どんな言葉を求めているのか。

そこから考える。

ようやく私は、

ずっと足りなかったものに、

気づき始めました。

だったら、

今度は、

この考え方で、

もう一度書いてみよう。

今までとは違う順番で、

一人の相手から始めてみよう。

そう決めました。


第8章 何本書いても売れなかったnoteに、初めて「ありがとう」が届きました

noteの記事が初めて購入され感謝が届いた瞬間

それから私は、

一本のnoteを、

最初から書き直しました。

以前のように、

「看護師として、

何を伝えたいか。」

からは始めませんでした。

最初に思い浮かべたのは、

たった一人でした。

夜中。

子どもが熱を出している。

部屋は静かなのに、

自分の頭の中だけが、

不安でいっぱいになっている。

スマートフォンを握りしめ、

何度も検索する。

「このまま寝かせていて、

大丈夫なのかな。」

「朝まで待っていいのかな。」

「今すぐ病院へ行ったほうがいいのかな。」

検索すればするほど、

情報は出てくる。

でも、

自分の子どもが、

今どうなのかは分からない。

そんなママの姿を、

一人だけ思い浮かべました。

その人は、

今、

何を知りたいんだろう。

どの順番なら、

分かりやすいだろう。

何を最初に伝えたら、

少し安心できるだろう。

どんな言葉なら、

不安な夜に、

読むことができるだろう。

文章を書く前に、

相手のことを考える時間のほうが、

長くなっていました。

そして、

そこからAIを使いました。

自分の頭の中にある知識を、

整理してもらう。

難しい表現を、

分かりやすくする。

伝える順番を考える。

別の言い方を出してもらう。

でも、

何を伝えるのか。

誰に届けるのか。

最後に何を残すのか。

そこを決めるのは、

私でした。

AIに、

文章を書いてもらうのではなく、

目の前の一人へ届けるために、

AIと一緒に文章を作る。

初めて、

そんな感覚になりました。

何度も、

書き直しました。

師匠にも見てもらいました。

また直しました。

そうして、

一本のnoteが完成しました。

公開ボタンを押す前、

以前とは違う緊張がありました。

これまでは、

「読まれるかな。」

「売れるかな。」

という不安でした。

今度は、

少し違いました。

「あの人に、
ちゃんと届くだろうか。」

そう思いながら、

公開ボタンを押しました。

そして、

待ちました。

以前と同じように、

何も起こらないかもしれない。

そんな怖さもありました。

だから、

通知が届いたとき、

最初は、

何の通知なのか分かりませんでした。

画面を開く。

そこに表示されていたのは、

「記事が購入されました。」

という文字でした。

一瞬、

意味が分かりませんでした。

もう一度、

画面を見る。

間違いじゃない。

本当に、

私の記事でした。

あれだけ書いても、

誰にも届かなかったnote。

何を変えればいいのか分からず、

何本書いても結果が出なかった私の記事を、

誰かが、

お金を払って読んでくれた。

さらに、

購入してくださった方から、

メッセージが届きました。

「ありがとうございました。」

その文字を見た瞬間、

張りつめていたものが、

一気にほどけました。

もちろん、

初めて収入になったことも、

うれしかったです。

でも、

一番うれしかったのは、

金額ではありませんでした。

看護師として積み重ねてきた経験が、

誰かに届いた。

自分が知っていることが、

誰かの不安を、

少しでも軽くすることができた。

ずっと、

「誰かの役に立ちたい。」

と思っていた気持ちが、

初めて、

相手からの、

「ありがとう。」

という形になって返ってきた。

そのことが、

何よりうれしかったんです。

思うように、

仕事につながらなかったことも。

何度noteを書いても、

読まれなかったことも。

遠回りしながら、

積み重ねてきた時間も。

全部が、

少しだけ報われたような気がしました。

気づけば、

涙がこぼれていました。

真っ先に思い浮かんだのは、

師匠でした。

私は、

すぐに電話をかけました。

電話がつながっても、

うまく言葉が出ませんでした。

「師匠……。」

少し間を置いて、

やっと言えました。

「売れました。」

電話の向こうから、

返ってきたのは、

たった一言でした。

「よくやったなぁ、りんご。」

その言葉を聞いた瞬間、

胸の奥が、

ぎゅっと熱くなりました。

ずっと信じてくれていた人に、

ようやく、

結果を報告できた。

そのことが、

たまらなくうれしかったんです。

「全然ダメ。」

から始まりました。

何度書いても、

違うと言われた。

顧客理解ができていない。

自分本位だ。

そう言われ続けた。

書けなくて、

悔しくて、

一人で泣いた夜もありました。

それでも、

ずっと、

「りんごならできる。」

と信じてくれた人に、

ようやく、

結果を報告することができました。

うれしさと、

安心と、

感謝で、

胸がいっぱいになりました。

でも、

師匠は、

ただ、

「よかったな。」

で終わる人ではありませんでした。

私の初めての一歩を、

自分のことのように喜んでくれたあと、

すぐに、

こう聞かれました。

「今回、

前と何を変えた?」

私は、

少し考えて答えました。

「書く前に、

読む人のことを考えました。」

すると、

師匠が言いました。

「そういうこと。」

その一言で、

私は、

初めて腑に落ちた気がしました。

師匠から、

何度も言われてきた言葉がありました。

「顧客理解をしろ。」

「相手が何を求めているのか考えろ。」

「相手の立場に立って考えろ。」

頭では、

分かっているつもりでした。

でも、

本当の意味では、

まだ分かっていなかったんだと思います。

今回、

変えたのは、

AIではありませんでした。

特別なプロンプトを使ったわけでもない。

看護師として持っている知識が、

急に増えたわけでもありません。

変えたのは、

文章を書く前に、誰を見るか。

それだけでした。

以前は、

「私は何を伝えたいんだろう。」

から始めていた。

今回は、

「この人は今、何を求めているんだろう。」

から始めた。

その違いが、

初めて、

「購入」という結果になって返ってきたんです。

そこで、

私はようやく実感しました。

AIが、

勝手に誰かの心を動かしてくれるわけではない。

文章が上手ければ、

それだけで売れるわけでもない。

まず、

目の前の相手を理解する。

その人が、

何に悩み、

何を求めているのかを考える。

そこが決まって初めて、

AIも、

コピーライティングも、

マーケティングも、

誰かに届けるための力になる。

すべての始まりは、

「相手を理解すること。」

師匠に何度も教わってきたその言葉が、

このとき初めて、

知識ではなく、

自分の経験として腹に落ちました。

そして私は、

この一度の購入を、偶然で終わらせたくないと思いました。

それから、

noteを書くたびに、

最初に同じ問いを持つようになりました。

「この人は今、何を求めているんだろう。」

そこが決まってから、

AIを使う。

文章をつくる。

届け方を考える。

書く順番を変えただけではありません。

考える順番そのものが、変わったんです。

すると、

それまで何本書いても動かなかった数字が、

少しずつ、

変わり始めました。

初めてnoteで売上が立った月。

2025年1月の売上は、98,000円でした。

2025年1月のnote売上9万8千円の実績

数週間前まで、

何本書いても、

ほとんど何も起こらなかった私にとって、

98,000円という数字は、

信じられないものでした。

でも、

翌月。

売上は、

303,960円。

翌月のnote売上30万3960円の実績

そして、

3か月目には、

491,700円。

3か月目のnote売上49万1700円の実績

初月の98,000円から、

翌月303,960円。

そして、

3か月目には491,700円。

最初の3か月だけで、合計893,660円。

何を書いても売れなかった私のnoteが、

少しずつ、

誰かに選んでもらえるものへ変わっていきました。

もちろん、

ただ記事を増やしたからではありません。

AIを、

たくさん使ったからでもありません。

変えたのは、

記事を書く前に、

「この人は今、何を求めているんだろう。」

と考えることでした。

そして今では、

noteを一つだけではなく、

2つのアカウントで運用しています。

一つのアカウントでは、

633,980円。

noteアカウントの売上63万3980円の実績

もう一つのアカウントでは、

597,800円。

別のnoteアカウントの売上59万7800円の実績

2つを合わせると、

1,231,780円。

約123万円を、

noteだけで売上としてつくることができました。

あれだけ、

「どうして私は売れないんだろう。」

と悩んでいた私がです。

だからこそ、

私は思います。

一度売れたことが、

たまたまだったわけではありません。

大切なのは、

AIに何を書かせるかだけではなく、

その前に、

誰の、どんな悩みを解決するのか。

そこから考えることでした。

そして、

私はふと思いました。

この考え方は、

文章だけなんだろうか。

もし、

相手が本当に求めているものを理解して、

AIと一緒に、

伝わる形へ変えることができるのなら。

一度諦めた、

Webデザインでも、

同じことができるんじゃないだろうか。


第9章 相談0件だったココナラに、「お願いしたい」が届き始めました

ココナラでWebデザインの依頼が届き始めた様子

30万円を払って、

三か月学んだWebデザイン。

それでも、

問い合わせは0件。

「向いていないのかもしれない。」

そう思って、

一度は諦めた仕事です。

でも、

あの頃とは、

一つだけ違うことがありました。

私はもう、

ただデザインを作れるだけでは、

仕事にはならないことを知っていました。

そして、

AIという、

一緒に考えてくれる存在もいました。

「今なら、

もう一度やれるかもしれない。」

そう思った私は、

師匠に相談しました。

すると、

師匠は笑いながら、

こう言ってくれました。

「いいじゃん。

やってみなよ。」

その一言に背中を押され、

私は、

もう一度、

ココナラにサービスを出品しました。

以前の私は、

「デザインを作れます。」

ということばかりを考えていました。

でも今度は、

デザインを作る前に、

目の前の人を見るようになりました。

何を伝えたいのか。

誰に届けたいのか。

なぜ、

そのサービスを始めたのか。

その先にいるお客様へ、

どんな気持ちになってほしいのか。

そこから、

考えるようになりました。

そして、

考えを整理するときには、

AIにも相談しました。

「この想いを伝えるなら、

どんな言葉がいい?」

「この順番なら、

分かりやすいかな。」

「ほかの表現はある?」

「この人が届けたいものを、

もっと伝わる形にするには、

どうしたらいい?」

以前は、

一人で何時間も悩んで、

頭の中にあるものを、

うまく形にできないことがありました。

でも、

AIと対話することで、

考えを整理したり、

自分では気づかなかった視点をもらったり、

いくつかの案を比べたりできるようになりました。

もちろん、

最後に決めるのは、

私です。

でも、

一人ですべてを抱え込まなくても、

考えながら前へ進める。

それだけで、

限られた時間の使い方は、

大きく変わりました。

子どもたちが寝たあと、

一時間しかなくても。

「今日は、

ヒアリング内容を整理しよう。」

「今日は、

キャッチコピーを考えよう。」

「今日は、

デザインを仕上げよう。」

できることを一つずつ、

積み重ねられるようになりました。

そして、

ある日。

ココナラから、

一件の通知が届きました。

以前は、

何度開いても、

相談0件だった場所です。

そこに、

初めて、

「相談したいです。」

というメッセージが届きました。

うれしかったです。

でも、

それ以上に、

強く思いました。

「絶対に、期待を裏切りたくない。」

私は、

すぐにデザインを作り始めることはしませんでした。

まず、

お客様の話を聞きました。

誰に届けたいのか。

何を伝えたいのか。

どんな想いで、

このサービスを始めたのか。

話を聞いていくと、

その方は、

介護に悩んでいるご家族へ、

サービスを届けたいと考えていました。

けれど、

話を聞けば聞くほど、

その方が本当に届けたいものは、

介護の知識だけではないことが、

見えてきました。

その奥にあったのは、

一人で不安を抱えているご家族へ、

「一人で抱え込まなくて大丈夫。」

と伝えたいという想いでした。

知識を伝えたいだけではない。

安心を届けたい。

そこまで分かったとき、

初めて、

どんなデザインにすればいいのかが、

見えてきました。

AIにも相談しながら、

言葉を整理しました。

何度も、

デザインを作り直しました。

そして、

完成したものをお送りすると、

すぐに、

メッセージが届きました。

「めちゃくちゃ素敵です!どれも素敵!

イメージ通りです。本当にありがとうございます。」

その言葉だけでも、

十分うれしかったです。

でも、

私の心を一番動かしたのは、

そのあとの一文でした。

「サムネイルに私の思いも表現してもらい、
本当に嬉しかったです。」

その言葉を読んだ瞬間、

胸がいっぱいになりました。

私が作りたかったのは、

ただ、

見た目がきれいなデザインではなかった。

その人の中にある想いを受け取って、

必要としている人へ、

伝わる形にする。

それが、

私がやりたかった仕事だったんだと、

初めて実感しました。

そして、

そこから、

少しずつ状況が変わっていきました。

一件。

また一件。

新しいお客様から、

見積もり相談やお問い合わせが、

届くようになりました。

一度依頼してくださった方が、

「またお願いします。」

と、

もう一度声をかけてくださることも、

増えていきました。

かつては、

誰にも選んでもらえなかった私の仕事に、

今度は、

実際に依頼してくださったお客様から、

うれしい言葉が返ってくるようになりました。

「期待を遥かに上回る素敵なデザインでした!」

「私の思いまで表現してくださいました!」

「りんごさんの作品のファンです!」

そして、

「社員一同、感動しております!」

という言葉まで、

いただけるようになりました。

Webデザインの依頼者から届いた感謝のメッセージ

以前の私は、

「どうすれば、

仕事をもらえるんだろう。」

と悩んでいました。

でも今は、

一度仕事を任せてくださった方から、

「また、この人にお願いしたい。」

と思っていただけるようになっていました。

あの頃と今では、

できることも、

仕事の進め方も、

少しずつ変わっていました。

でも、

私の中で一番大きく変わったのは、

デザインを作り始める前に、

何を考えるかでした。

以前は、

「私は、何を作れるのか。」

から考えていた。

今は、

「この人は、誰に何を届けたいんだろう。」

から考える。

その人の想いを理解してから、

自分のスキルと、

AIを使って、

伝わる形へ変えていく。

その順番で、

仕事をするようになりました。

AIは、

私の代わりに、

相手の想いを見つけてくれるものではありません。

まず、

目の前の人の話を聞く。

何を届けたいのか。

誰に届けたいのか。

何を大切にしているのか。

そこが見えて初めて、

AIは、

その想いを形にするための、

心強い力になってくれる。

noteでも。

Webデザインでも。

私が変えたのは、

ただ、

AIの使い方ではありませんでした。

「何を作るか」より先に、

「誰のために作るのか」を考えるようになった。

その変化が、

少しずつ、

結果を変えていったんです。

第10章 会社をつくったから、人生が変わったわけではありません

仕事と家族を諦めず自分で働き方を選ぶ決意

変わっていったのは、

仕事の結果だけではありませんでした。

以前の私は、

収入を増やしたいと思えば、

看護師として働く時間を増やすしかないと思っていました。

働けなくなれば、

その分、

収入も減ってしまう。

でも、

働く時間を増やせば、

子どもたちと過ごせる時間は減っていく。

ずっと、

その間で悩んでいました。

でも今は、

看護師として働くこともできる。

家で、

Webデザインやnoteの仕事をすることもできる。

子どもの予定がある日は、

仕事の量を調整することもできる。

体調を崩した日には、

そばにいることを選ぶこともできる。

以前の私は、

仕事を選べば、

家族との時間を諦めなければいけない。

家族を優先すれば、

自分の仕事を諦めなければいけない。

どちらか一つしか、

選べないような気がしていました。

でも今は、

仕事か、家族か。

その二つを、

いつも天秤にかけなくてもいい。

看護師を続けながら、

家でできる仕事もする。

子どもたちとの時間を守りながら、

自分が挑戦したいことにも挑戦する。

少しずつ、

そんな働き方ができるようになっていました。

私が本当にうれしかったのは、

収入が増えたことだけではありません。

「私には、この道しかない。」

と思わなくなったことでした。

子どもに、

「ママ、見て。」

と呼ばれたとき。

できるだけ、

その瞬間に振り向く。

体調が悪い日は、

そばにいる。

学校行事がある日は、

できるだけ参加する。

そして、

私自身も、

「やってみたい。」

と思ったことを、

諦めない。

ずっと欲しかったのは、

ただ、

家で働けることではありませんでした。

大切なものを守るために、

自分で働き方を選べること。

私は、

少しずつ、

それを手に入れ始めていました。

そして、

仕事を続けていく中で、

もう一つ、

考えるようになりました。

依頼してくださる人がいる。

お金を払って、

私の仕事を選んでくださる人がいる。

「またお願いします。」

と言ってくださる人もいる。

だったら、

これを、

一時的な副業のまま終わらせたくない。

もっと責任を持って、

仕事として続けていきたい。

そう思う気持ちが、

少しずつ大きくなっていきました。

そして私は、

一つの決断をしました。

会社をつくる。

会社をつくることが、

昔からの夢だったわけではありません。

「社長になりたい。」

と思っていたわけでもありません。

会社をつくること自体が、

成功だとも思っていませんでした。

私が守りたかったのは、

肩書きではありません。

子どもたちとの時間を大切にしながら、

自分の仕事も続けること。

大好きな看護師の仕事も、

手放さないこと。

そして、

自分にできることで、

誰かの役に立つ仕事を、

これからも続けていくこと。

その働き方を、

この先も続けていくための、

一つの選択が、

会社設立でした。

税理士の先生へ相談し、

事業内容や、

これからの働き方について話しました。

司法書士の先生にも協力していただき、

少しずつ、

手続きが進んでいきました。

そして、

登記が完了した日。

正式な会社名が書かれた書類を、

私は何度も見返しました。

そこには、

確かに、

自分がつくった会社の名前がありました。

何度見ても、

不思議な感じがしました。

本当に、

会社ができたんだ。

そう思うと、

うれしさと同時に、

少しだけ背筋が伸びるような気持ちになりました。

そして、

会社をつくってから、

私が最初にやりたかったことがありました。

名刺をつくることでした。

会社のロゴを考えて、

自分で名刺をデザインしました。

会社名を入れて、

名前を入れて、

何度もバランスを見直しました。

完成したデータを持って、

地元の印刷会社へ行きました。

自分でつくった名刺のデザインを、

初めて印刷会社へ持ち込む。

それだけなのに、

ものすごく緊張しました。

そして、

出来上がった名刺を、

初めて手にした日。

うれしくて、

何度も眺めました。

看護師として働いてきた私は、

それまで、

自分の名刺を持ったことがありませんでした。

会社で働いている人にとっては、

当たり前の一枚なのかもしれません。

でも、

私にとっては、

初めて手にする、

「自分の仕事の名刺」

でした。

そこには、

自分で考えた会社の名前がある。

自分で考えたロゴがある。

そして、

自分の名前がある。

たった一枚の小さな紙なのに、

見ているだけで、

胸がいっぱいになりました。

「ここから、始まるんだ。」

そんな気持ちになりました。

うれしかった。

ワクワクもした。

でも同時に、

これからは、

もっと責任を持って仕事をしていこう。

そんなふうに、

気持ちが引き締まるのも感じました。

そして、

名刺を手にした私は、

すぐに思いました。

「名刺入れも買わなきゃ。」

ちょうど、

印刷会社のすぐ隣に、

100円ショップがありました。

そこで見つけたのが、

シルバーの、

とてもシンプルな名刺入れでした。

そのままでも、

もちろん使えます。

でも、

せっかくなら、

自分らしいものにしたい。

そう思って、

一緒にストーンシールも買いました。

家に帰って、

そのストーンを一つずつ貼って、

りんごの形をつくりました。

出来上がったのは、

シルバーの名刺入れに、

キラキラしたりんごがついた、

私だけの名刺入れ。

高価なものではありません。

ブランド物でもありません。

でも、

私にとっては、

世界に一つしかない、

大切な名刺入れになりました。

会社設立後につくったりんご印の名刺入れ

うれしくて、

名刺と一緒に、

師匠にも報告しました。

手作りの、

りんごの名刺入れを見せると、

師匠には、

思いきり笑われました。

それでも、

笑いながら、

こう言ってくれました。

「いいじゃん。

りんご、いいじゃん。」

私も笑いました。

会社をつくったのに、

最初に買った名刺入れは、

100円ショップ。

そこに、

自分でりんごのストーンを貼っている。

なんだか、

私らしいなと思いました。

でも、

その名刺と、

名刺入れを見ていると、

不思議なくらい、

これまでのことが浮かんできました。

最初に浮かんだのは、

うまくいった日のことではありませんでした。

30万円を払って、

三か月間、

必死にWebデザインを学んだのに、

ココナラを開けば、

今日も0件。

次の日も、

0件。

「今日こそは。」

と思って開いて、

また0件。

あの頃の私は、

自分の名前が書かれた名刺を持つ未来なんて、

想像もしていませんでした。

在宅で働けるようになって、

「これなら、

子どものそばにいられる。」

と思ったのに。

熱を出した娘から、

「ママ……。」

と呼ばれても、

私は、

パソコンの前から、

立ち上がることができなかった。

ほんの数歩先に、

娘がいるのに。

行きたいのに。

行けない。

あの日、

胸の中で、

何度も自分に問いかけました。

「私が欲しかった働き方って、

本当にこれだったのかな。」

そして、

AIに出会いました。

これなら、

何か変えられるかもしれない。

そう期待して、

noteを書きました。

一本。

また一本。

それでも、

誰にも届かない。

購入通知も来ない。

「私の経験なんて、

やっぱり誰の役にも立たないのかな。」

そう思ったこともありました。

師匠に出会って、

自信を持って見せた文章に、

返ってきたのは、

「全然ダメ。」

という言葉でした。

顧客理解ができていない。

自分本位になっている。

相手が何を求めているのか考えろ。

何度も、

何度も、

言われました。

書いて。

直して。

また見せて。

また、

違うと言われる。

子どもたちを寝かしつけたあと、

一人でパソコンの前に座って、

悔しくて、

涙が出た夜もありました。

「私には、

やっぱり無理なのかな。」

そう思った夜もありました。

それでも、

次の日になると、

また、

パソコンを開きました。

もう一度だけ。

もう少しだけ。

分かるまで、

やってみよう。

そうやって、

少しずつ、

進んできました。

そして今、

私の手の中には、

自分の会社の名前が入った名刺がある。

あの日、

相談0件の画面を見ながら、

自信をなくしていた私に、

見せてあげたいと思いました。

娘に呼ばれても、

立ち上がれず、

「こんな働き方がしたかったんじゃない。」

と胸を痛めていた私にも。

何本noteを書いても、

誰にも届かず、

自分の経験に価値なんてないのかもしれないと、

思っていた私にも。

師匠に、

「全然ダメ。」

と言われて、

悔しくて泣いていた私にも。

大丈夫。

ここで終わりじゃないよ。

そう、

伝えてあげたくなりました。

もちろん、

あのときの私は、

会社をつくるために、

頑張っていたわけではありません。

ただ、

子どもとの時間を、

諦めたくなかった。

看護師という仕事も、

諦めたくなかった。

自分にも、

誰かの役に立てることがあると、

信じたかった。

そのたびに、

「じゃあ、

今できることは何だろう。」

と考えて、

一つずつ、

選び直してきただけでした。

振り返れば、

その小さな選択が、

全部、

ここまでつながっていました。

だから、

私は思います。

会社をつくったから、

人生が変わったわけではありません。

子どものそばにいたい。

自分の人生も諦めたくない。

誰かの役に立つ仕事もしたい。

その気持ちを、

「全部は無理だから。」

と諦めるのではなく、

そのたびに、

自分にできる方法を探してきた。

人生の選び方が変わったから、

会社をつくるという選択まで、

できるようになったんです。

私が欲しかったのは、

会社ではありませんでした。

欲しかったのは、

「仕事だから仕方ない。」

と、

大切なものを諦め続けなくてもいい人生でした。

子どもが、

「ママ。」

と呼んだときに、

そばにいられる。

看護師として、

誰かの役に立つこともできる。

そして、

自分の経験やスキルを使って、

新しい仕事にも挑戦できる。

「どれか一つを諦めなければいけない。」

そう思っていた私が、

少しずつ、

「どうしたら大切なものを守れるだろう。」

と考えられるようになった。

それが、

私にとって、

何より大きな変化でした。

AIが、

すべてを変えてくれたわけではありません。

AIを使えば、

何でもうまくいくわけでもありません。

でも、

時間がない中でも、

考えることを助けてくれた。

形にすることを助けてくれた。

一人では立ち止まっていたところで、

もう一歩、

前へ進む力を貸してくれた。

そして、

師匠から教わった、

「相手を理解すること。」

その考え方と、

AIの力が合わさったことで、

私は、

少しずつ、

自分にできることを増やしていきました。

会社は、

ゴールではありません。

あの名刺も、

「成功しました。」

という証明ではありません。

私にとっては、

むしろ、

「ここから、また始める。」

という一枚です。

これから先も、

きっと、

うまくいかないことはあります。

迷うこともあると思います。

また、

立ち止まる日もあるかもしれません。

それでも今は、

以前のように、

「私には、この道しかない。」

とは思いません。

分からなければ、

考える。

できなければ、

学ぶ。

一人では難しければ、

誰かの力を借りる。

AIの力も借りる。

そして、

目の前の人が、

本当に求めているものを考える。

そうやって、

また、

自分で次の道を選んでいけばいい。

100円ショップで買った、

シルバーの名刺入れ。

そこに、

自分で貼った、

小さなりんご。

その中に入っている、

初めての自分の名刺を見るたびに、

私は思います。

あの頃の私には、

想像もできなかった場所まで来た。

でも、

ここまで連れてきてくれたのは、

何か一つの、

特別な才能ではありませんでした。

諦めそうになるたびに、

その日の自分にできる、

小さな一歩を選んできたこと。

その積み重ねでした。

そして、

私の人生は、

ここで終わるのではなく、

ここからまた、

始まっていくんだと思います。

エピローグ 人生には大切な日が2つある

これからの選択で人生を変えていけるというメッセージ

ここまで、

私の話を読んでくださって、

本当にありがとうございました。

最後に、

あなたへ伝えたいことがあります。

人生は、これまでの選択で決まらない。

これからの選択で、変えていける。

私は、

自分の人生を通して、

そう思えるようになりました。

私がずっと望んでいたのは、

子どもとの時間を大切にしながら、

自分の仕事も諦めないことでした。

母親としての時間も、

一人の人間としての人生も、

どちらも大切にしたかった。

だから、

どちらかを諦めるのではなく、

どちらも大切にできる働き方を探してきました。

そして今、

私はようやく、

自分に合った働き方を見つけることができました。

だから今度は、

私が見つけたことを、

発信していこうと決めました。

昔の私のように、

子どもとの時間を大切にしたい。

でも、

自分の仕事も、

自分の人生も諦めたくない。

その間で悩みながら、

「どうしたらいいんだろう」

と立ち止まっている人へ、

私の経験を届けていきたいと思ったからです。

ここまで読んでくださったあなたにも、

一度だけ、

自分に聞いてみてほしいんです。

あなたは、

本当はどんな毎日を送りたいですか。

誰と、

どんな時間を過ごしたいですか。

そして、

これからの人生で、

何を大切にして生きていきたいですか。

すぐに答えが出なくても、

大丈夫です。

大切なのは、

誰かが決めた正解ではなく、

自分が本当に大切にしたいものに、

自分自身が気づくことだと思っています。

人生には、

大切な日が二つある。

一つは、
自分が生まれた日。

もう一つは、
自分が生まれてきた意味を見つけた日。

私も、

最初からその答えを持っていたわけではありません。

自分は、

何を大切にして生きていきたいのか。

これから、

何をしていきたいのか。

迷いながら進んできた先で、

私はようやく、

自分なりの答えを見つけることができました。

だから、

この本が、

あなたにとっても、

自分が生まれてきた意味を見つける、
一つのきっかけになれたら。

私は、とても嬉しいです。

私が見つけられたように、

あなたにも、

心から大切にしたいと思えるものを、

見つけてほしい。

もし、

この本を読み終えた今、

あなたの中にほんの少しでも、

「私も、変わりたい。」

そんな気持ちが生まれているのなら、

どうか、

その気持ちを大切にしてください。

それはまだ、

小さな気持ちかもしれません。

でも、

その小さな気持ちが、

これからのあなたの選択を変えていくかもしれない。

そしていつか、

あなた自身が、

「私は、このために生きていきたい。」

そう思えるものに出会えたとき。

今日という日も、

あなたにとっての大切な日の一つだったと、

振り返る日が来るかもしれません。

だから最後に、

この言葉をあなたへ贈ります。

変わりたいと思った今日が、

人生の始まりです。

最後まで読んでくださり、

本当にありがとうございました。

PS

もし今、

この本を閉じる前に、

ほんの少しでも、

「私にも、何かできるかもしれない。」

そう思ってくれたなら。

その気持ちを、

今日だけの気持ちで終わらせないでほしいんです。

「私も、

自分の人生を変えたい。」

そう思ったあなたが、

一人で迷わず、

最初の一歩を踏み出せる場所として、

無料コミュニティ

「AI Note Academy」

をつくりました。

AIとnoteを味方につけながら、

あなたの中にある経験や想いを、

誰かに届く価値へ変えていく場所です。

ここまで読んで、

心が少しでも動いたのなら。

次は、あなたの人生を動かす番です。

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この記事を書いた人

りんご

二児の母・現役看護師・AI起業家。仕事も育児もあきらめない新しい働き方を、AIとの出会いで人生を変えた実体験とともに届けています。

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